ホームグラウンドとしばしお別れ

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 今日は”えむ”6月最後の練習日だった。
 練習場所の田島公民館は、”えむ”が発足した当初からホーム練習場として使わせて頂いている。
その田島がこの度改修工事に入り、来年3月(予定)まで休館になるという。
私達は来月からは市内いろいろな会場を転々としながら音を合わせる。
戸惑いもあるけれど、なんとか乗り切らなくては…。

 さて今日も、9月の定演の小編成と合奏の練習をした。
いつもそうだけれど、先生の指導には多くの教えが詰まっている。
今日は先生は、定演のピアノ伴奏の齋藤先生が8月に来て下さる事について触れ、
「いつも伴奏無しで練習していて、どうもここが分からない、という疑問点をこの伴奏合わせの日に、解決出来るようにしておくんですよ。
そうしてひとつひとつ疑問点を無くして、完成に近づけて行くんですよ。」
と、おっしゃった。
私も、ジグゾーパズルの穴埋めのように、合わなかったピース(疑問点)をひとつひとつ合わせてはめ込んで、全体を完成させられるように持って行きたい。

 先生の指導だけではなく、メンバーの演奏を聴いていても多くの発見がある。
今日は何気なく聞いていたある方の指の動きがすごく小さくて、無駄が無くて、楽器からほとんど離れていないように指が動いているのを見つけて、「綺麗な運指だなぁ…」と
見とれてしまった。
練習後にその方にそれを伝えると、
「私も若い頃に他の方の指の動きがすごく小さいのを見て、あぁなりたい、と、意識して動かすようになったの」と、「教えて」くれた。
これには少し、嬉しくなった。
最初から上手な人なんて居ないんだ…
みんな、上手な人の音や動きを見たり聴いたりして、自分もそうなりたい、と意識して練習してるんだ…と、自分も少し意識して真似すれば、もう少し指が軽くなるかもしれない、と、希望を持った。

 この年になって、いろんな課題や宿題があるのは、幸せな事だ。

 また来月から、新しい練習場所に出向いて、ひとつでも問題点が解決出来るように、練習を重ねていきたい。

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